母が倒れた日

 初秋のとある日。 仕事帰りに買い物をしていたら、電話が鳴った。

 番号が家からだったので、 あ~また母ちゃんが「牛乳買ってきて」とか言うんだろうな~と思って出たら、 「しんどいから早く帰ってきて・・・」 と、消え入るような声で言って、電話が切れた。

 いつも頼み事くらいでしか電話してこないのに。 

 動揺する私。

 「???!!!!」 

 うちの母は、電話で話している声が、近くの友達に聞こえてしまうくらいの音量で話す人なのだ。

 なのに・・・。

 怖い、強すぎる。 すぐさま折り返したが・・・出ない、母。

 何が起きたんや~~~~~?! 

           

おいしい!楽しい!神オレンジ